2007年7月号表紙 |
2007年7月号
【表 紙 説 明】
SMAとJCMTによる観測イメージを合成して作成した,原始星連星 IRAS 16293-2422 におけるサブミリ波分子輝線 HCN (J=4−3) の強度分布.コントアレベルは33.5 K km s−1 から22.3 K km s−1 おきで,イメージの解像度は1.3×1.2秒角(P.A.=30°).JCMTのみの観測では解像度が悪いため,原始星星周エンベロープの詳細構造はわからない.一方,SMAのみの観測では高い解像度は達成できるものの,ミッシングフラックスの効果のためエンベロープの広がった(>2,600天文単位)成分をとらえることができない.SMAとJCMTの観測を合成することによって初めて,広がったエンベロープ成分から原始星に付随する円盤成分(<500天文単位)までをとらえることができる.
(SKYLIGHT「サブミリ波天文学最前線」参照)
表紙絵説明
背 景:三鷹の旧本館玄関(戦前)(国立天文台所蔵)
挿入絵:「チュウチュウは星空へ」滋賀県草津市立笠縫東小学校2年生提供
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