2008年6月号
【表 紙 説 明】
太陽観測衛星「ひので」に搭載されたX線望遠鏡(XRT)がとらえた,太陽北極付近のコロナホール中で発生する太陽X線ジェット.太陽X線ジェットは,太陽面上の爆発現象に伴って発生する.そのため太陽X線ジェットは,主に活動領域で発生し,太陽の極域によく見られる「コロナホール」と呼ばれる活動度の低い領域ではまれにしか発生しないと考えられてきた.XRTはこれまでの太陽X線望遠鏡に比べ,空間分解能や時間分解能,感度が格段に向上したこと,また,低温のプラズマを観測できるようになったため,太陽極域のコロナホール中でも太陽X線ジェットが頻発する様子が初めて明らかになってきた.(特集記事『(「ひので」X線望遠鏡が見た太陽X線ジェット)』参照)
【6月の多面体】
斜方切頂8面体
参考資料:布施知子著「折ってなるほど! ゆかいな多面体」日本ヴォーグ社刊
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