101巻9号表紙

2008年9月号表紙

2008年9月号

【表 紙 説 明】
 「すざく」が発見した白色矮星パルサーの想像図.「すざく」衛星によるX線観測により,強い磁場をもつ白色矮星(中央の白い天体)と普通の恒星(右上の天体)の連星系である「みずがめ座AE星」から,中性子星パルサーとよく似た鋭いパルス状の明滅が発見された(白い天体から左上,右下に出ている電磁波).この発見により,静かな印象の強かった白色矮星でも粒子を加速しうることが示唆され,宇宙線の起源という100年来の謎に新たな可能性を示すことになった.
(EUREKA「「すざく」が見た白色矮星の新たな素顔」記事参照)

【9月の多面体】
今月の立体:正20面体
参考資料:布施知子著「折ってなるほど! ゆかいな多面体」日本ヴォーグ社刊


特集:「ひので」太陽を見つめて(4)

「ひので」 XRTにより明らかになった太陽風の源 坂尾太郎  PDF
「ひので」 極端紫外線分光観測から見えてきた加熱されたコロナのプラズマ運動 原 弘久  PDF

SKYLIGHT

相対論的輻射流体力学のススメ2 輻射圧駆動ブラックホール風 秋月千鶴,福江 純  PDF

EUREKA

超新星爆発と宇宙初期の元素組成 冨永 望  蔵出し
「すざく」が見た白色矮星の新たな素顔 寺田幸功  PDF

天球儀

国立天文台最古といわれた1875年製望遠鏡の物語 中桐正夫  PDF

書評

物理を学習する大学生・院生のガイドブック-言葉で表現された基礎物理学と教科書参考文献の紹介- 竹田洋一  PDF

月報だより

PDF

年会プログラム

PDF

天文月報目次一覧へ

天文月報ホームページへ