2010年12月号
【表 紙 説 明】
超新星残骸カシオペアAのシンクロトロン放射マップ.(左)電波干渉計VLAの4.7 GHz帯.(中)スピッツァー宇宙望遠鏡の3.6ミクロン帯.(右)チャンドラX線衛星の4-6 keV帯.どの帯域でも超新星残骸内で加速された宇宙線電子によるシンクロトロン放射が卓越している.X線画像の最外縁にフィラメント構造があり,星間衝撃波の位置を示す.
シンクロトロンX線は数年の時間スケールで変動していることが発見された.この時間変動や最新のガンマ線の観測から,衝撃波で磁場が増幅されていることが確認された.
(研究奨励賞記事「超新星残骸での粒子加速と宇宙線の起源」参照)
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