2012年5月号
すばる望遠鏡の主焦点カメラSuprime-Camによって撮影された,40億光年彼方の宇宙に浮かぶ銀河団「エイベル851」のパノラマ写真.画像はBバンド(青色),Vバンド(緑色),Iバンド(赤色)のデータをもとに作成された三色合成図で,図の一辺は27分角である.等高線は,銀河分布の疎密を表しており,図の原点が密度の最も高い銀河団の中心部分に対応する.赤い印は,新しく見つかった赤い色をもつ星形成銀河の位置を表す.この赤く輝く星形成銀河が,銀河団の中心領域を避け,その周辺部に群れをなして存在する様子がはっきりと示された.
(EUREKA 「40億年前の宇宙にうつしだされた「赤く燃ゆる銀河」のすみか」記事参照)
背景はヤーキス天文台です.
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