2012年10月号
すばる望遠鏡の主焦点カメラSuprime-Camによって捉えられた,すばる深宇宙探査領域における127億光年かなたの銀河の分布.1辺がおよそ30分角の非常に広い領域を写し出しています.白丸は127億光年かなたの銀河を表し,背景の色はその銀河の疎密を表します.銀河が密集している領域ほど赤色で表しており,画像下側に銀河が非常に密集している領域があることに気がつきます.その領域は平均と比較して5倍も多くの銀河が存在しており,127億光年かなたの原始銀河団が存在していることが確かめられました.これは現在発見されている原始銀河団のなかで最も遠いものです.
(EUREKA記事「127億光年かなたの原始銀河団」参照)
背景はアルヒェンホルト天文台です.
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