2013年4月号表紙 |
2013年4月号
【表紙図説明】
国立天文台・野辺山宇宙電波観測所の45mミリ波望遠鏡に新たに搭載された超伝導受信機FORESTの外観.ALMAで培われた技術を応用し,導波管回路によって両偏波・両サイドバンドを分離して取り出す受信機システムを並べて,4(=2×2)素子の100 GHz帯マルチビーム受信機を世界に先駆けて実用化することに成功した.この受信機では,分子ガスの観測に欠かせない複数の一酸化炭素分子のスペクトル(12CO,13CO,C18O)を同時にとらえ,従来の受信機に比べて高速かつ高感度な観測ができるため,星形成領域の分子雲の階層構造や近傍銀河の巨大分子雲などの広域にわたるマッピング観測を行うことが期待されている.
(EUREKA「野辺山45m望遠鏡搭載用超伝導受信機の開発」記事参照)
【人物絵】
コンスタンチン・ツィオルコフスキー
(ソビエト連邦の科学者.現代ロケット工学の基礎的理論を構築した.(Wikiより))
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