2013年12月号
【表紙図説明】
数値シミュレーションによる宇宙初代星形成時の紫外光フィードバックの様子.原始星誕生後3万年時,中心星周囲6万天文単位 (AU) の部分のガス構造を示している.コントアが密度分布,色が温度分布を表す.星周円盤はこの図ではごく中心,星周囲数百AU程度の部分にあり,その円盤の両極方向に高温の電離領域が形成されている.この時点での星質量はおよそ30太陽質量で,この後も円盤を通じたガス降着により増加する.しかし降着率は紫外光フィードバックの影響を受けて次第に低下しており,この場合は星質量が40太陽質量を少し超えた時点で星の成長が終ってしまうことが分かった.
(研究奨励賞「宇宙最初の星の質量」記事参照)
【人物絵】
スティーブン・ホーキングです.
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