2014年4月号
【表紙図説明】
2006年12月14日に発生した大規模太陽フレアにおいて,太陽観測衛星「ひので」の可視光磁場望遠鏡がとらえた白色光(Gバンド)の増光(左図)とその光度分布(右図).右図では,白色光が発光しているフレア中の画像から,その前後の白色光が発光していない画像の平均を差し引くことで,増光成分だけを示している.右図の赤い等高線はRHESSI衛星がとらえた硬X線(40–100キロ電子ボルトの高エネルギー電子)の分布.白色光と硬X線の発光場所はよく一致しており,このような例はこれまでに多数観測されている.これより,白色光放射の起源はフレアで加速された非熱的電子ではないかと考えられている.
(EUREKA「ひので衛星で探る白色光フレアの起源」)
【表紙デザイン】
ドイツ・ヴァルプルギスの夜(4月30日)
|