2014年5月号
【表紙図説明】
スーパーフレアを起こす太陽型星の多くは周期数日から数十日程度,振幅数パーセント程度の準周期的な変光を示します.左の図はスーパーフレアを起こす星の一つKIC 9459362の光度曲線で,約12日周期で1パーセント程度の明るさの変動がみられます.光度曲線に見られるスパイク状の増光がスーパーフレアによる変光で,この星の場合は最大で星全体の明るさの1パーセント程度の増光が観測されました.準周期的な変光は大きな黒点を持つ星の自転によって生じると考えられ,準周期的な変光やフレアの振幅から黒点やフレアによって輝く領域の面積を見積もることができます.スーパーフレア星には右の想像図のように大きな黒点があり,スーパーフレアが起こると黒点の近くが明るく輝くと考えられます.
(特集記事「太陽型星におけるスーパーフレアの探索」参照)
【表紙デザイン】
日本・くらやみ祭(5月3日競馬式)
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