2014年7月号
【表紙図説明】
超高輝度超新星の中にはSN 2007biなど巨大質量星が進化した可能性が議論される超新星がある。そこで、巨大質量星が進化した超新星の性質を理論的に調べるため、巨大質量星の進化と超新星における元素合成を計算した。図は初期質量が250太陽質量、金属量が太陽の1/5の星が進化して非球対称の超新星爆発を起こしたときに放出される物質の組成分布を示す。赤色が主に56Niを含む鉄族元素からなる組成、緑色が主にケイ素からなる組成、青色が酸素、ネオン、炭素からなる組成である。その結果、この超新星モデルでは4.7太陽質量の56Niが放出された。そのためこの超新星モデルはSN 2007biの観測から推定された56Niの量を説明できる。
(EUREKA「巨大質量星の進化と超高輝度超新星」記事参照)
【表紙デザイン】
タヒチ・Heiva i Tahitiタヒチ島で開催されるポリネシア最大の祭り(7月2日~)
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