2017年8月号
【表紙図説明】
X線天文衛星Chandraが取得したAbell 1835銀河団中心領域のX線表面輝度分布(左)とその平均成分を差し引いた後の残差画像(右).平均に対し超過した領域(右図中赤色)と不足した領域(同青色)が渦を巻くように中心領域に存在している.小型銀河団の衝突によりガススロッシング現象が生じ,低温・高温ガスの大スケールの運動が起きていることを示唆する.渦巻はクールコアを超えて拡がっており,クールコアの形成やその安定化の解明の手掛かりになる.
【表紙デザイン】
浪に旭光(なみにきょっこう),夕顔に月(ゆうがおにつき),五瓜三星(ごかにみつぼし)
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