2019年2月号
【表紙図説明】
すばる望遠鏡主焦点部に搭載されたHyper Suprime-Cam (HSC).
写真下側に見える8.2 mの主鏡で反射された天体からの光は主焦点部に集光する.ここにHSCを取り付けて観測を行うのだ.
写真からもわかるように,主焦点部は青いトップリングの4方向から伸びる薄いスパイダーによって吊られた構造であるため,そこに搭載できる観測装置の重量・大きさは制限され,HSCの設計・製作には多くの困難が伴った.苦労の末に生み出されたHSCは直径1.5度角もの視野をもち,現在世界最高のサーベイ能力を有するカメラである.(撮影:内海洋輔)
【表紙デザイン】
2月号の絵は「宇宙に満ちる見えない何か」という絵の一部です.ダークエネルギーを絵で表現しています.また表紙にする際にM1を合成しました.それによる効果は大きく,未知のエネルギーに対して畏敬の念をもって描いた絵は,畏怖を帯びて力を感じます.(素材提供:国立天文台)
虚空に浮かぶ超新星残骸 かに星雲(M1)
https://www.nao.ac.jp/gallery/weekly/2016/20161213-subaru.html
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