安全保障と天文学

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2018年春季年会

日時 2018年3月14日(水) 15:15~17:15
場所 J 会場
概要 科学の成果は社会的に正と負の二つの帰結を併せ持ちます。したがって科学者はその社会的責任を負うことを前提として、研究の自由を保障されているのです。しかし、過度の競争と短期的に目立つ成果が求められる昨今、科学と社会のかかわりについて積極的に考えるという姿勢が次第に失われています。日本学術会議は 2017年3月24日に「軍事的安全保障研究について」と題した声明を発表しました。これは、基礎研究と軍事研究との関係という問題を再提起し、個々の科学者、各研究機関、各分野の学協会、そして科学者コミュニティが社会とともに真摯な議論を続けることを求めています。日本天文学会は、この声明をもとに、会員の皆さんとともにこの問題を考える取り組みとして、天文月報「安全保障と天文学シリーズ」の連載を開始しました。本特別セッションでは、この問題の背景を共有し、若手の意見も集約し、全体討論を行う予定です。

1.セッション趣旨説明

柴田 一成(日本天文学会会長)

2. 学術研究と安全保障を巡る議論の背景

須藤 靖 ( 日本学術会議連携会員 ( 前会員 ))

3. コミュニティーの意見

海部 宣男 ( 日本学術会議連携会員、元第 3 部 ( 理学・工学 ) 部長 )
中野 不二男 ( 京都大学宇宙総合学研究ユニット特任教授 )
善光哲哉 (京都大学物理学・宇宙物理学専攻 博士後期課程 1年)

4. 総合討論
5. 挨拶

山崎 典子 ( 日本学術会議会員 )


世話人 柴田一成(京都大学)、須藤靖(東京大学)、梶田隆章(東京大学)、山崎典子(ISAS/JAXA)、野津湧太(京都大学)、林左絵子(国立天文台)、土居守(東京大学)、伊王野大介(国立天文台)、山下卓也(国立天文台)
主催 公益社団法人 日本天文学会
共催 日本学術会議