ポスター・スライド・動画の作成ガイド
リモート開催に関する注意点
●第23回ジュニアセッションは、リモート開催となります。- すべての発表に関して
- 発表は、インターネットを通じて多くの人の目に触れることになります。
- 発表の動画やPDFファイルに、住所、電話番号、メールアドレス、SNSアカウントなどの個人情報を掲載しないように注意してください。
- 発表者の画像(動画)を使う場合(いわゆる顔出し)は、学校や保護者と相談の上行ってください。また、発表資料作成に関しては著作権に十分注意してください。これらについては、「第23回ジュニアセッションにおける、リモート発表に関する注意事項」をよく読み、了解した上で発表データを作成してください。
- ポスターに関して
- ポスターは、PDFファイルとしてジュニアセッションHPから公開されます。発表者と閲覧者のその場での質疑応答は無く、ポスターを見た方からのコメントを、終了後に発表者にお送りします。
- 口頭発表・ショートプレゼンテーションに関して
- 今回、PDF等のスライドでは無く、事前に発表時間に収まる動画として収録したものを提出していただきます。動画は、PowerPointの「スライドショーの記録」機能を用いたものを想定していますが、ビデオカメラ等で撮影したものでも受け付けます。ファイルフォーマット、ファイルサイズについては、以下の説明にしたがってください。
ポスター作成ガイド
- 必ず守っていただくこと
- ポスターの冒頭に、タイトルと発表者をわかりやすく示してください。タイトル、発表者名(順番)は、予稿と同一にしてください。ポスターの左上に、講演番号を示してください。
- ポスターには動画は使えません。
- 掲示スペースの制約がないので、ポスターの縦横サイズや、枚数に制限はありません。PCで見ることを想定すると、横長の方が読みやすいかもしれません。ただし、口頭発表用のスライドそのままでは、説明が足りないでしょう。
- 投稿はPDFのみとします。PDFの作成方法は、本ページの下の方にある「PDFの作成ガイド」を読んでください。もし、手書きなどでポスターを作成し、PDFでは送れないという場合はジュニアセッション実行委員会まで相談してください。
- PDFファイルの名前は、講演番号_代表者名(半角の英数字・アルファベット).拡張子としてください(例: 99S_yamamura.pdf、99P_yamamura.pdf)。受付期間内(3月1日(月)から10日(水)12:00 JSTまで)にポスター提出フォームから提出してください。
- ポスター・ショートプレゼンテーションデータとは別に、ポスターの要点をスライド1枚にまとめたものを作ってください。昼休み時間にループ再生してポスターの宣伝をします。そのスライドには、講演番号、タイトルと発表者名を28ポイント以上で書き、研究のポイントを10秒程度で読めるよう、一目で分かるように書いてください。このデータは、JPEGで送ってください。ファイルの名前は、講演番号_代表者名(半角の英数字・アルファベット).拡張子としてください(例: 99S_yamamura.jpg、99P_yamamura.jpg)。受付期間内(3月1日(月)から10日(水)12:00 JSTまで)に紹介スライド提出フォームから提出してください。
- 良いポスターを作るためのアドバイス ポスターの作り方に正解はありません。いかに自分たちの言いたいことをうまく伝えるか、腕の見せ所です。以下は、そのためのヒントです。
- 皆さんの発表を聞きに来る(ポスターを見に来る)人たちは、皆さんの研究のことは何一つ知りません。はじめてその研究を知る人の立場に立って、説明を考えましょう。
- 発表する側は、自分たちのやったことをすべて見せたい、書きたいと思います。しかし、内容が盛りだくさん過ぎると、見る人に肝心なことが伝わらないこともあります。最も伝えたいことは何か?よく考えて内容を絞り込みましょう。例えば、試行錯誤の過程をすべて説明することは、ポスターを見る人にとって興味あることでしょうか?
- ポスターは、本来読んだだけで内容が伝わるように、必要なことはすべて書いておくべきです。特に今回、リモート開催ですので、ポスターを前にした説明、質疑応答ができません。ポスターを読んですべて内容が伝わるように、通常よりも説明を多めにした方が良いでしょう。一方、説明の文章だらけのポスターは敬遠されてしまうこともあります。何をどこまで書くべきかをよく考え、図や表を適切に配置するなど、バランスを考えましょう。
- 字の大きさにメリハリを付けて、重要なことを強調しましょう。
- 予稿と違い、フォントの選択は自由です。最も読みやすい、伝わりやすいフォントを選んでください。ただし、あまり特殊なフォントを利用すると、他の人のPC環境で読めない場合があります。
- ポスターが完成したら、作成したのと別のPCや、スマートフォンなどで、正しく表示されているか確認しましょう。末尾の、「PDFの作成ガイド」を参考にしてください。
口頭発表のスライド作成ガイド
- スライド作成上気をつける点
- 今回、発表スライドそのものを提出する必要はありませんが、スライドはパワーポイント(.pptx)で作成することを推奨します。Macの場合にはKeynoteでも良いでしょう。それ以外の方法で作成する場合には、ジュニアセッション実行委員会まで相談してください。以下は、パワーポイントの機能を使って動画を作成することを前提にした説明です。
- スライドのサイズは4:3(横長)を推奨します。メニューの デザイン → スライドのサイズ で「標準(4:3)」を選んでください。16:9(ワイド画面、最近のパワーポイントのデフォルト)も許容します。
- 1枚目(表紙)にはタイトルと発表者を、予稿の通りに書いてください。また、講演番号を表紙のページ左上に明記してください。
- 今回は動画で提出しますので、予稿作成時に禁止されているフォントや飾り文字(太字、斜字体など)も使用出来ます。ただし、動画をネットで見る人にもわかりやすいフォントを選んでください。
- 動画の作成をスムーズに進めるため、スライドは発表に使うものだけを、説明の順番に並べてください。前のスライドに戻って説明するならば、そのスライドをコピーして時間順に並べるのが良いでしょう。
- スライドファイル(発表動画)の提出については、動画の作成ガイドをご覧ください。
- 良い発表をするためのアドバイス
- 発表時間は5分間です。動画の再生時間は、4分30秒から5分10秒に収まるようにしてください。
- オンラインでの発表は、見る人の環境によって表示サイズが異なります。大きめの文字(24ポイント以上を基本)を使いましょう。
- グラフの記号、線は充分見やすく(大きく、太く)、また縦横軸の数字やラベルも充分に大きいサイズのフォントを使いましょう。
- スライドの文字は、会場にいる皆が読めるよう24ポイント以上を基本にしましょう。
- 過度のアニメーションや装飾は、時間を浪費したり、肝心の発表内容に集中できなくなったりするので、控えましょう。
ショートプレゼンテーションのスライド作成ガイド
- スライド作成上気をつける点
- 今回、動画の時間が1分以内に収まれば、ショートプレゼンテーションのスライドの枚数に制限はありません。
- スライド1枚目には、28ポイント以上のフォントで、講演番号とタイトルを読みやすく書いてください(発表者名は、高校名、グループ名のみにするなど省略可能)。口頭講演のように表紙を付ける場合には、口頭講演の説明(上記)に準じてください。
- その他、口頭発表のスライド作成ガイドも参考にしてください。
- 良い発表をするためのアドバイス
- 発表時間は1分間です。動画の再生時間は、50秒以上1分以下になるようにしてください。
- ショートプレゼンテーションの目的は、発表内容に興味を持ってもらい、ポスターに来てもらうことです。1分で研究内容をすべて話すことはできません。何がポイントか、よく考えましょう。
- ポスターを見てもらうためには、講演番号、タイトル、発表者などの情報が書かれていないといけません。ただし、スペースが限られているので、予稿の通りでなくてもかまいません。
動画(口頭発表・ショートプレゼンテーション)の作成ガイド
- 必ず守っていただくこと
- 動画は、MP4形式(拡張子.mp4)、MOV形式(Macのみ。拡張子.mov)、M4V形式(Macのみ。拡張子.m4v)で作成してください。それ以外のファイル形式で作成した場合は、上記フォーマットに変換の上送付してください。うまくいかない場合はジュニアセッション実行委員会へお尋ねください。
- ただし、MOV、M4V形式のファイルは、実行委員会でMP4に変換の上、当日の発表で使用します。フォーマット変換で意図しない画質低下等の変化が起きる可能性があることをご承知ください。
- 動画ファイルのサイズは100MBを超えないようにしてください。ネット配信ですので、4KやフルHDなど高画質は必要ありません。360pや480pで充分です(逆に、それで分かるようなスライドを作ってください)。
- 動画ファイルの名前は、講演番号_代表者名(半角の英数字・アルファベット).拡張子としてください(例: 99T_yamamura.mp4、99S_yamamura.mp4)。受付期間内(3月1日(月)から10日(水)12:00 JSTまで)に発表動画提出フォームから提出してください。
- パワーポイントの「プレゼンテーションの記録」機能を使う場合
- 以下は、Windows版PowerPoint 2016およびPowerPoint for Mac 2019を元に作成しました。他のバージョンでも基本は同様と思いますが、詳細な違いはご容赦ください。ジュニアセッション実行委員が実際に作成した経験から「こつ」を含めて解説しています。Windows版、Mac版で操作が異なる場合は[Win]、[Mac]で分けて記述しています。
- ネットで検索するとさまざまな説明が出てきますので、そちらも参考にしてください。
- スライドを上記のガイドラインに沿って作成します。
- 念のため、動画用に別の名前でファイルをコピーしておきましょう。
- PCのマイクが利用出来ることを確認しておきましょう。
- ファイルを開き、「画面の切り替え」タブをクリックして、自動切り替え等が何も設定されていないことを確認します。
- 「スライドショー」タブに切り替えます。「スライドショーの記録」というアイコンが出てきます。
- 「スライドショーの記録」アイコンの横にあるVマークをクリックすると「クリア」というメニューが出てきます。まず、これですべてのタイミングとナレーションをクリアします。
- 「スライドショーの記録」アイコンをクリックします。画面が切り替わり、プレゼンテーション画面になります。
[Win] 「記録対象を選択してから、記録を開始してください。」というメッセージが出てきますので、「スライドショーとアニメーションのタイミング」および「ナレーション、インク、レーザーポインター」の項目にチェックを入れてから、「記録の開始」ボタンをクリックしてプレゼンテーションの記録を開始します。 - この状態でマウスの右クリックをすると、ポインターの形や色を変えることが出来ます。変更後やり直す場合は、左上の停止ボタンから一旦留め、すぐ右の「巻き戻し」を押して、0秒に戻しましょう。準備が出来たら再生ボタンを押して、プレゼンテーションを開始してください。
- プレゼンテーションが終了したら、画面左上の終了ボタンをクリックするか、ESCキーを押して終了してください。プレゼンテーションは所定の時間(口頭発表5分、ショートプレゼンテーション1分)に収めてください。
- 「表示」タブから「スライド一覧」を選択し、各スライドに再生時間と音声マークがついていることを確認してください。
- スライドショーを再生して、意図通りのものになっているか確認してください。
- 修正は、スライドごとに出来ます。修正したいスライドを表示した状態で「スライドショーの記録」をクリックして、そのページのプレゼンテーションを記録し直してください。終了すれば、そのページだけ更新されます。意図しない結果にならないよう、修正前にはこまめにバックアップを取りましょう。
- 完成したら、動画ファイルとして保存します。「ファイル」メニューから「エクスポート」を選択します。
[Win] 「ビデオの作成」を選択します。品質は「低品質」あるいは「標準(480p)」を選択し、「記録されたタイミングとナレーションを使用する」にチェックを入れ、「ビデオの作成」をクリックして保存してください。
[Mac] ファイル形式として「MP4」を選択してください。「品質」は「品質が低い」を選択し、「記録されたタイミングとナレーションを使用する」にチェックを入れ、「エクスポート」をクリックして保存してください。 - 動画ファイルのサイズが100MB以下になっていること、動画を再生して意図通りになっていることを確認してください。
- 動画の品質で、スライドに書かれていることが正しく見られないときは、まずスライドを工夫して文字や図を大きくするなどしてください。それでもどうしても伝わらない場合には、ファイルサイズの上限を守った上で、動画の品質を上げてください。
- 良い発表をするためのアドバイス
- ナレーションは、録音の音声が割れない限りなるべく大きい声で、はっきりと話しましょう。
- ポインタを画面上で激しく動かすのは見づらいものです。必要な場所を静かに指し示すようにしましょう。
不明な点、技術的な質問などはジュニアセッション実行委員会に遠慮無く相談してください。
ジュニアセッション実行委員長 山村一誠(JAXA宇宙科学研究所)
Email:jsession@asj.or.jp
Email:jsession@asj.or.jp
投稿前のチェックリスト
□ 講演番号は明記してありますか?□ タイトル、発表者は予稿の通りですか?
□ 動画の再生時間は、決められた通りになっていますか?
□ 字の大きさは充分大きいですか?
□ 図や表ははっきり読み取れるようになっていますか?
□ 文章や図に間違いはないですか?
□ 参考文献や過去の研究の引用の出典は明記されていますか?
□ 「リモート発表に関する注意事項」は理解していますか?