2007年9月号表紙 |
2007年9月号
【表 紙 説 明】
銀河中心付近のX線3色図.2.45 keV(緑),6.4 keV(青)および6.7 keV(赤)line.寸法は縦(銀緯)が約±0.2度,横(銀経)が約±0.5度であり,中央の白く光る場所が銀河中心(Sgr A*)とその近傍の SNR Sgr A East.
赤は6.7 keV(赤)lineで全体を広く覆っている.これは 6.7 keV line を放射する大規模な拡散X線成分があることを物語る.緑は 2.45 keV line, つまりSXVのKα線,約1 keVのプラズマ(SNR)に対応する。さらに巨大なループやアーク状の構造が見られる.これは銀河中心付近のスーパーバブルであろう.青は6.4 keVで強いX線に照射された「X線反射星雲」であろう.
(特集記事「「すざく」が解明した銀河中心の謎」参照)
表紙絵説明
背 景:馬車によるロケットの搬入(1958年頃)(JAXA宇宙科学研究本部提供)
挿入絵:「エルンストの宇宙旅行」滋賀県草津市立笠縫東小学校5年生提供
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