2008年7月号
【表 紙 説 明】
太陽観測衛星「ひので」の可視光磁場望遠鏡が観測した,太陽黒点とその周辺の磁場の傾き(左:白と黒が太陽表面に対し垂直な磁場,灰色の領域は水平な磁場を示す)と,連続光強度(右).重ねられたコントアは,ドップラーシフトの強い箇所で,青は−0.8 km/sの上昇流,赤は下降流を伴う領域を示す.太陽黒点の半暗部には,外側に向かうガスの流れ(エバーシェッドフロー)が観測されるが,「ひので」により,その基本構造が初めて明らかになってきた.図からは,磁場の水平な筋,すなわちエバーシェッドフローの流れるチャンネルに沿って,黒点中心側に上昇流が,また外周側に下降流が並んでいるのがわかる.
(特集記事『「ひので」がみた黒点のエバーシェッドフロー』参照)
【7月の多面体】
今月の立体:正6面体(立方体)
参考資料:布施知子著「折ってなるほど! ゆかいな多面体」日本ヴォーグ社刊
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