2011年10月号
大質量星の崩壊とともに中心で駆動されたジェットが,星を突き破って星間中を伝播する様子.この図は相対論的数値シミュレーションによって計算された理論予想図で,カラーコンターは密度分布を表している.左図はジェットの先端が星を突き破ったときのスナップショットで,右図はそのジェットが星間中を伝播している時間のスナップショットである.左図と右図とでは空間のスケールが違うことに注意(大体2倍ぐらい右図の空間スケールが左図に比べて大きい).このジェットは星を突き破った後,光速近くまで一気に加速し,やがてガンマ線バーストを発生させると考えられている.
(EUREKA「大質量星の終焉時に発生するガンマ線バーストの相対論的ジェット計算」記事参照)
|