2017年9月号
【表紙図説明】
(左)すばる望遠鏡の中間赤外線カメラCOMICSが2017年5月18日に撮影した木星(国立天文台/JPL-Caltech).中間赤外線(波長8.8マイクロメートル)で撮影したこの画像は,木星の対流圏の温度やアンモニアでできた雲の厚さを調べるのに用いられます.
(右)同日にジェミニ北望遠鏡の近赤外線撮像装置NIRIが撮影した木星(Gemini Observatory/AURA/NSF/JPL-Caltech/NASA).近赤外線(波長1.7~2.3マイクロメートル)では,大気の高層にある粒子による太陽光の反射を調べることができます.これらの観測は,探査機Junoの木星接近観測に合わせて実施されました.Junoで得られる大気深部や熱圏などのデータと合わせて,木星大気の「3次元構造」に迫ります.
【表紙デザイン】
尖り十六日足(とがりじゅうろくひあし),抱き波に三日月(だきなみにみかづき),抱き茗荷に三つ星に一の字(だきみょうがにみつぼしにいちのじ)
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