2018年1月号
【表紙図説明】
(右)Suprime-Camによって撮像されたラブジョイ彗星.すばる望遠鏡の高い空間分解能のおかげで,彗星の尾の内部の微細で複雑な構造をはっきりと写し出すことができました.また,10枚のCCDが間を空けて等間隔に並んでいることもこの画像からよくわかります.(画像:国立天文台ハワイ観測所提供)
(左)Suprime-Camによって撮像された銀河団Abell 383.銀河団の強い重力場による重力レンズ効果を受けて,銀河団の背景銀河が歪んだ形となって観測されている様子がよくわかります.(画像:岡部信広氏提供)
【表紙デザインコンセプト】
星座のある夜の風景を,和風デザインを基調に表現しました.12カ月分のイラストを横に並べると,パノラマ写真のようにつながったひとつの風景画になります.
各月のモチーフには,季節の風景と代表的な星座に,ワンポイントとしてその月の天文トピックを加えています.なお,星座は天文シミュレーションソフトMitakaで出力したものをイラスト調に加工して使用しています.
(原案・資料提供:小路,イラスト制作:森崎)
●Mitaka/プログラム:加藤恒彦/国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト
【表紙デザイン】
1月のワンポイントは,赤っぽく欠けた月,月食です.2018年は皆既月食が2回ありますが,真夜中前に見られる1月31日のほうが,多くの人の目に触れるでしょう.
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