日本天文遺産 推薦要領
日本天文遺産候補推薦のお願い
日本天文遺産選考委員会 2021/8/20
日本天文学会では,歴史的に貴重な天文学・暦学関連の遺産を大切に保存し, 文化的遺産として次世代に伝え,その普及と活用を図ることをひとつの使命と考え, 日本における天文学(以下,暦学も含む)的な視点で歴史的意義のある史跡・事物に対して日本天文遺産の認定を行っています. 対象は原則として次のようなものになります.
- 史跡・建造物:天文学上,重要であった地点や建築・構造物,観測施設など.
- 物品:天文学上の重要な発見に関与する物品や天文学における歴史的意義が高い物品.観測機器や天文学研究に用いられた測定装置など.
- 文献:歴史的意義のある天文学関連の文書類など.
認定された日本天文遺産の管理者等には,認定証および認定されたことを示すパネルまたは楯を贈呈します.これにより対象物の歴史的価値を広く世の中にアピールし,その保全への支援となることを期待しています.皆様からの推薦を参考に天文遺産選考委員会が候補を絞り,日本天文学会代議員総会にて決定します.
日本天文学会の会員(正会員及び準会員)の方々からの候補の推薦を,広く募集します.推薦書はここをクリックしたら表示されるPDFまたはMS Excelファイルをご利用下さい.
必要事項を記入の上,日本天文学会事務所 (〒181-8588 東京都三鷹市大沢2-21-1 国立天文台内/Fax: 0422-31-5487/jimu(a)asj.or.jp)にお送りください.送付方法は郵便,Fax,電子メール添付のいずれでも結構です.現在の管理者・所有者に推薦した旨を連絡しておいていただけると助かります.
2021年度の認定対象の発表と認定証授与式は,2022年3月の日本天文学会春季年会会場にて行う予定です.推薦は,2021年9月30日までに学会事務所へ到着したものを有効とします.候補に対しては必要に応じて現地調査を行います.なお「歴史的」とは長い年月を経ているという意味ではなく、長く後世に伝えていくべき価値を有するものと考えていただければと思います.なにとぞ多数のご推薦をよろしくお願いいたします.
なお,推薦された史跡・事物については,2021年度に日本天文遺産として認定されなかった場合でも, 選考委員会において日本天文遺産候補リストに登録し,翌年以降の選考対象とします.このため,同一の史跡・事物を,翌年以降に重ねて推薦する必要はありません.ただし,推薦書記載の内容に変更がある場合は,再度の提出をお願いいたします.