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IAUシンポジウムを開催しよう!:「開催のための簡易手引き」の公開

2016年01月13日お知らせ

日本天文学会会員の皆さま

日本学術会議IAU分科会委員長 岡村定矩

現在の日本の天文学のレベルを考えると、日本におけるIAU Symposiumの開催(日本人が主導して海外で開催されるものも含む)が少ないので、何とかそれを増やせないかということは、IAU分科会の長年の懸案事項です。
このたびIAUのCommissionsの再編が完成し、2017年のIAU Symp. に対する提案は、36件と過去最高を記録しました。 現在、年間開催枠の9個を選定する作業がDivision Presidentsを中心に進んでいます。 この36件の中に日本人が主導する提案はありませんでした。

この状況を受けて、2015年12月28日に開催されたIAU分科会、 および2016年1月10日に開催された日本天文学会代議員総会でも、 日本人が主導するIAUSymp.の開催を増やす努力をすることが決まりました。 その第一歩として、申請手続きを広く周知することになり、tennet と学会のホームページで簡潔な資料を周知することになりました。 申請手続きはIAUのホームページに詳しく掲載されていますが、より簡単に基本的な情報が得られるようにコンサイスなまとめを作りました。

そのまとめを日本天文学会のホームページの中の「IAU関連のお知らせ」に、 「IAU Symp.開催のための簡易手引き」 として掲載しました。

世界の中で日本の天文学のプレゼンスを向上させることは、 長期的に見て我が国の天文学の発展に貢献することにつながるはずです。 大学共同利用機関や、大型科研費などを獲得された方々で、国際的な研究会の開催を計画される場合は、 是非それをIAU Symposiumとして開催することをご検討ください。

なお、今年9月に提案募集が締め切られるのは2018年(ウィーンのIAU総会の年)に開催するIAU Symposiumです。


(2016年1月13日)