書籍
- 「シリーズ 現代の天文学」
- 日本天文学会百年史と正誤表
日本天文学会百年史「日本の天文学の百年」
日本天文学会百周年記念事業の一つとして、 日本天文学会百年史「日本の天文学の百年」が「恒星社厚生閣」から2008年3月に出版されました。 「日本の天文学の百年」は、ハードカバー、B5判、総ページ378ページ(本文341ページ、 巻頭カラーグラビア24ページ)の重厚な書物として完成しました (定価は税込みで3465円です)。 (「恒星社厚生閣」のホームページにある、 本書紹介のページ)
本書の編纂に当たっては、2005年3月に日本天文学会の中に 「日本天文学会百年史編纂委員会」が発足、編纂委員12名が編纂に携わり、 約3年の歳月をかけて完成したものです。 本書は日本天文学会百年史ということで編纂されましたが、 単に日本天文学会の百年史だけではなく、 日本における天文学全体の百年の歩みを広く取りまとめたものです。 明治期の西洋天文学の導入から、 多くの国際的学術成果を挙げる現在までの100年間の日本の天文学の歩みを、 50名を越える著者が執筆したもので、また日本天文学会の資料やインタビュー記事、 エピソードなどのコラム、歴史年表も含んでおります。
本書の出版後見つかった名前の誤りなどを、2008年12月の時点でまとめたのが、 以下の正誤表です。読者の方々からも多くのご指摘をいただきました、感謝致します。
2009年1月
日本天文学会百年史編纂委員会
(会員の皆様には、これまでの日本天文学会へのご支援に感謝して、 百年史「日本の天文学の百年」を謹呈致したく、2008年4月に発送を完了しました。 今後ご入会の方々にも残部があるかぎり謹呈させて頂きます。)
日本の天文学の百年」目次
第I部 勃興期
第1章 日本天文学の黎明
第2章 東京における天文学の半世紀
第3章 京都における天文学の草創と伝統
第4章 杜の都に新たな息吹
第5章 緯度観測所90年の歴史
第II部 発展期
第1章 進化する宇宙と宇宙論
第2章 銀河の世界
第3章 活動銀河の謎
第4章 恒星の世界
第5章 ブラックホールと連星
第6章 星間を漂うガス雲
第7章 母なる太陽
第8章 太陽系の姿と成り立ち
第9章 天体の位置と運動
第10章 天文学史
第11章 光の天文台
第12章 赤外線天文学の歩み
第13章 電波天文学
第14章 X線・ガンマ線のスペース天文台
第15章 高エネルギーと重力波の天文台
第16章 数値実験の発展
第III部 天文学と社会
第1章 日本のアマチュア天文学
第2章 天文の教育と普及
第3章 天文学の本
第IV部 インタビュー
第1章 藤田良雄先生へのインタビュー
第2章 林忠四郎先生へのインタビュー
第3章 古在由秀先生へのインタビュー
第V部 日本の近代天文学の歩み
第1章 日本天文学会の百年
第2章 日本天文学会資料集
第3章 年表:日本の近代天文学
コラム
1. 諏訪日記
2. オランダよりはるかに
3. 木村のz項,三群観測,半年周章動項
4. 宇宙の大構造における日本の先駆的研究
5. 英文教科書
6. 日本天文学会「記者発表」
7. 天文座標系の役割
8. 位置天文学で使った光学望遠鏡
9. SF映画「妖星ゴラス」"出演"の記
10. すばる望遠鏡に取り付けられたアイピース
11. ペルーの天文学と日本
12. 100分の50
13. 若い仲間と作ったIAU京都総会
14. 手塚治虫と「威風堂々」
「日本の天文学の百年」正誤表
2008年12月現在
ページ | 場所 | 誤 | 正 |
---|---|---|---|
16 | 左段上から2行目 | 1901 | 1902 |
30 | 左段上から18行 | Russel | Russell |
33 | 右段4行目 | 中国歴法史 | 中国暦法史 |
44 | 右段下から16行 | C.R.ダーウィン | G.H.ダーウィン |
67 | 右段下から6行目 | 石田恵一 | 石田蕙一 |
68 | 左段上から3行目 | 1940年代 | 1930年代 |
71 | 右段上から5行目 | 渦状渦 | 渦状腕 |
73 | 右段上から4行目 | 適応し | 適用し |
78 | 右列35行目 | 加藤龍司 | 加藤隆二 |
88 | 左段上から21行目 | 白色矮星が質量を伴星から | 白色矮星が伴星から |
88 | 右段図2.4.4の縦軸 | 光電子倍増管 | 光電子増倍管 |
91 | 左段1行目 | グリッジ | グリッチ |
104 | 左段下から20行 | 中性子風 | 中性子星風 |
104 | 左段下から17行 | 中性子風の光度は | 中性子星風の光度は |
108 | 左段下から1行 | Matsauka | Matsuoka |
109 | 左段下から5行 | Osak | Osaki |
117 | 左段7行目 | 分子科学者 | 分子化学者 |
117 | 左段 | 3.2節 | 3.3節 |
121 | 右段1行目 | Parkar | Parker |
121 | 左段最下行 | 松元亮二 | 松元亮治 |
129 | 左段22行目 | 日江井・方成 | 日江井 |
131 | 左段下から4行目 | 黒河ら | 黒河 |
138 | 左段下から16行目 | 小惑星の族は族とも呼ばれる | 小惑星の族は平山族とも呼ばれる |
146 | 右段10行目 | 本書I部1章 | I部2章 |
147 | 図2.9.3 | 小惑 | 小惑星 |
149 | 左段上から8行目 | 図説名 | 図説明 |
149 | 図2.9.4 | 忽滑基 | 忽滑谷基 |
156 | 左段上から14行目 | 1960年代以降 | 戦後 |
156 | 左段下から4行目 | 99年 | 1998年 |
162 | 左段下から14行目 | 映像増幅管 | 撮像増倍管 |
173 | リード文1行目 | 中庸 | 中葉 |
175 | 左段下から4行目 | オーストらリア | オーストラリア |
176 | 左段下から5行目 | (図2.12.5) | (図2.12.6) |
176 | 左段下から1行目 | (図2.12.6) | 削除 |
178 | 右段下から10行目 | ハワイ島、ハレヤカラ | マウイ島のハレヤカラ |
181 | 左段下から3行目 | 高倉達夫 | 高倉達雄 |
184 | 右段上から1行目 | 固定給面鏡 | 固定球面鏡 |
186 | 左段下から6行目 | 分子科学 | 分子化学 |
190 | 右段下から13行目 | Intelligance | Intelligence |
190 | 右段下から11行目 | Intelligance | Intelligence |
196 | 右段上から2行目 | X線天体 | X線天文学 |
200 | 左段上から6行目 | 過熱 | 加熱 |
205 | 右段下から13行目 | わかってきたきたが | わかってきたが |
210 | 左段26行目 | 1968年検出 | 1967年検出 |
210 | 左段26-27行目 | 1972年発表 | 1973年発表 |
210 | 左段下から15行目 | 1968 | 1967 |
218 | 右段上から1行目 | 1989年 | 1988年 |
220 | 左段下から12行目 | (II部1章参照) | (コラム4参照) |
229 | 右段上から4行目 | 桑野義之 | 桑野善之 |
230 | 左段上から5行目 | 堀口伸午 | 堀口進午 |
232 | 左段下から7行目 | 研究観測部 | 観測研究部 |
232 | 左段下から5行目 | 研究観測部 | 観測研究部 |
246 | 左段上から8行目 | ガルバー | カルバー |
251 | 右段上から20行目 | 東京教育大学 | 東京学芸大学 |
255 | 左段下から14行目 | Herschell | Herschel |
256 | 右段上から18行目 | 日本星名 | 日本星名辞典 |
257 | 左段下から7行目 | 山田幸三郎 | 山田幸五郎 |
293 | 図5.1.6(グラフ) | 20100年 | 2010年 |
308 | 中段 | 1914年一般相対論 | 1916年 |
312 | 右段1969の3行目 | 大学紛争激化(東大安田アポロ宇宙船 | アポロ宇宙船 |
314 | 1982 | X線衛星「てんま」の打ち上げ | (1983年へ移動) |
314 | 1984 | 海部宣男ら原子星 | 海部宣男ら原始星 |
315 | 左段 | 松元亮二 | 松元亮治 |
315 | 1991 | ガンマ衛星 | ガンマ線衛星 |
316 | 1992 | X線衛星「あすか」の打ち上げ | (1993年へ移動) |
317 | 2000 | (IRTF,1.4m) | (IRSF,1.4m) |
317 | 2003 | ・国内最大... | (2004に移動) |
330 | 図2.9.1 | 国立天文台 | 日本測量協会 |
331 | 11章 | 黒川宏企 | 黒河宏企 |
xxvii | 上から2行目 | 2008年(平成19年) | 2008年(平成20年) |
xxxi | 執筆者中段16行目 | 元国立天文台 | 元東京大学 |