PASJ

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PASJについて

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PASJ :Publications of the Astronomical Society of Japan (欧文研究報告)

PASJは、天文学及びその関連分野のオリジナルな研究論文を公表する、日本天文学会刊行の欧文研究報告誌です。

投稿は学会員のみならず、世界の研究者から幅広くかつ平等に受け付けています。受け付ける論文は「本論文」、「レター」、「レビュー」の3種類に分かれています。 「本論文(Paper)」は独創的且つ学術的に価値が高い研究を対象とし、頁数に制限はありません。 「レター(Letter)」は、天文学上の新しい発見やアイデアなどで学界へのインパクトが大きいと評価でき、かつ速報する価値のある短い(刷り上がり6頁以内)論文で、受理後できる限り速く出版します。 「レビュー(Review)」はある分野における研究の概要や変遷、将来の展望をまとめた論文で、編集委員会から執筆を依頼する場合もあります。 投稿、受理から出版まで手続き、掲載料などについては「論文投稿案内」、「よくある質問」、または「PASJ:投稿の手引き」をご覧ください。

年に2回程度、特定のテーマに絞った論文を特集として掲載しています。これまで、X線天文衛星「すざく」、太陽観測衛星「ひので」、国立天文台野辺山宇宙電波観測所の45 m望遠鏡、国立天文台ハワイ観測所のすばる望遠鏡などの観測結果や、天文シミュレーションなどの特集を掲載しました。

PASJでは、投稿から出版までの電子化への試みとして、まず1999年よりE-Mailによる投稿受付を開始し、2013年からは電子投稿システムを導入しました。 更に、2001年からは掲載論文全文の電子版(HTML、PDFの2形式)の公開も開始しました。 電子版の閲覧につきましては、「電子版の閲覧と購読」をご覧ください。

掲載論文の書誌情報(タイトル、著者、アブストラクトなど)は、1巻(1949)から全て「NASA Astrophysics Data System (ADS)」 に収録されています。 1巻(1949)から52巻(2000)までの掲載論文については、論文全文(スキャンニングしたもの)も収録されています。 また、「Web of Science (Clarivate Analytics)」にも掲載論文の書誌情報が収録されており、同社販売のデータベース「Journal Scitation Reports」により引用度数(インパクトファクター)の調査が可能です。 (Web of Scienceによる引用度数の調べ方は、データベース所有の機関や図書館にお尋ねください。) 2014年からは制作と購読販売の委託先が「Oxford University Press」となり、投稿査読システムの導入、表紙および紙面デザインの刷新、doi番号の付与、電子版の改善を行っています。

日本天文学会では「欧文研究報告論文賞」を1996年より設け、毎年、過去5年以内に掲載された独創的かつ天文学分野に寄与の大きい特に優れた論文の著者に対して授与しています。 受賞論文には賞状のほか、副賞として受賞日から1年以内に投稿された論文の本文掲載料が無料となる権利が贈られます。

PASJの刊行は、日本天文学会で承認された21名の編集委員(うち1名が編集長)および9名の編集顧問の責任で行われています。(2021年6月現在)

編集委員会
(21名)
長瀧重博 (編集長)、安東正樹、今田晋亮、川端弘治、窪 秀利、﨏 隆志、滝脇知也、
辻本匡弘、長峯健太郎、永田伸一、中西裕之、野上大作、比田井昌英、深川美里、
松岡良樹、松下恭子、武藤恭之、山口弘悦、Francisco-Shu Kitaura、
Yong Shi、Zhaohuan Zhu
編集顧問
(9名)
嶺重 慎 (幹事)、梅村雅之、大西利和、茂山俊和、田村元秀、千葉柾司、堂谷忠靖、
中井直正、花岡庸一郎

各種統計

  • Papers

    投稿数・掲載数の推移

  • Period of Reviewing

    査読期間の分布

  • Impact Factor

    Impact Factorの推移