日本天文学会の活動

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日本天文学会各賞について

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日本天文学会では,主に会員を対象として,以下の表彰を設けています。

日本天文学会林忠四郎賞 The Hayashi Chushiro Prize

会員林忠四郎氏(京都大学名誉教授)に京都賞が授与されたのを記念し,同氏からの寄付金を基金として設立され,1996年度から実施されています。 この賞は天文学関連の幅広い分野での独創的な学術研究に対して,年1件,個人または少人数のグループに対して授与されます。

日本天文学会欧文研究報告論文賞 The PASJ Excellent Paper Award

この賞は欧文研究報告(PASJ)に過去5年に掲載された論文の中から,独創的で天文分野の発展に寄与した優れた論文(2編以内)に対して授与されます。1996年度から実施されています。

日本天文学会研究奨励賞 The ASJ Young Astronomer Award

多くの会員などからの寄付金によって1988年度から実施している表彰です。 優れた研究成果を挙げている35歳以下の若手天文学研究者を対象に,年3名以内を表彰しています。

日本天文学会天体発見賞(含日本天文学会天体発見功労賞) The ASJ Award for the Discovery of New Objects/The ASJ Award for the Independent Discovery of New Object

新天体を発見し,速やかに報告した個人を対象に,1936年から実施されている表彰です。 世界で最初に発見したと認められるものを「日本天文学会天体発見賞」とし,最初の発見ではないものの,独立な発見と認められるものを「日本天文学会天体発見功労賞」としています。

日本天文学会天文功労賞 The ASJ Award for the Outstanding Achievement by Amateur

天文観測活動等が天文学の進歩及び普及に寄与した,天文学研究を主たる業務としない個人,または団体を対象に,長期的な業績と短期的な業績に分けて表彰しています。 賞の対象となる功績は,「日本天文学会天体発見賞」及び「日本天文学会天体発見功労賞」の枠外となっている,天文観測・研究活動全般です。 2001年度から実施されています。

日本天文遺産 Japan Astronomical Heritage

日本における天文学(以下,暦学も含む)的な視点で歴史的意義のある史跡・事物を日本天文遺産として認定するものです。対象は3つのカテゴリーを含みます。 その1は史跡・建造物で,天文学上,重要であった地点や建築・構造物,観測施設など。その2は物品で、天文学上の重要な発見に関与する物品や天文学における歴史的意義が高い物品。観測機器や天文学研究に用いられた測定装置など。そしてその3は文献で,歴史的意義のある天文学関連の文書類などです。

日本天文学会 天文教育普及賞 The ASJ Award for Education and Public Outreach in Astronomy

天文学の教育や普及活動を称賛し奨励するために設けられました。対象は日本国内・国外またはその両方で活動を行った日本在住者や 日本国籍を有する個人(本会非会員を含む),または日本に本拠地を置く団体,及び,日本国内で行われた教育普及活動を実施した外国の個人または団体です。 本会の正会員または準会員は,受賞者の候補を選考委員会に推薦することができます。

過去の表彰

天文学特別功労賞・神田茂記念賞